【準備】独立後のお金について
会社を辞めた後、何もしないでかかるお金、なにか始めようとするとかかるお金が存在します。
生活費と別にこれらを払えるだけの貯金がなければ独立は立ち行かなくなってしまいます。また、独立する場合だけでなく、退職後転職先を探す場合など一時的に会社に所属していない場合にも同様のお金がかかることがあります。
掛かりそうなお金に目星をつけて独立に向けて備えていくことにします。
・何もしないでかかるお金
-住民税
生きている限りつきまとうお金その1
やめる時期で徴収のされ方は変わりますが、基本的に”前年までの稼ぎ”に応じて徴収額が決まります。
退職日が1月1日~5月31日の間であれば半期分の住民税を退職月に一括、6月1日~12月31日の間であれば退職月の住民税は天引き、以降を普通徴収、といった形になるようです。
少々まどろっこしいですが、1月1日に住民票があった地域で、前年度に稼いだ額に応じてその地域に収める必要があります。
私の一度目の転職の場合、広島を3月に離れて6月から東京で働き始めましたが、いきなり広島から10万円以上納めろと通知が来てびっくりしました。
-健康保険
生きている限りつきまとうお金その2
学校卒業後社会人になった方はあまり意識することがないと思いますが、会社勤めの場合、社会保険に加入しており会社と折半して保険料を支払っています。
健康保険については退職後3つの選択肢があり
1.社会保険の任意継続
2.国民健康保険への切り替え
3.家族の社会保険の被扶養者になる
から選べます。
1.2についてはどちらの方が安くなるか計算すると得することができます。
3.については年収130万円未満かつ家族の保険組合が認めた場合に被扶養者になれるようです。実質払うお金が減りますが、協力してくれる家族が必要になります。
-年金
生きている限りつきまとうお金その3
こちらも厚生年金納めている間は意識することがないお金だと思います。
退職後は厚生年金の加入状態がなくなるため、国民年金に切り替える必要があります。
https://www.nenkin.go.jp/faq/kokunen/seido/kanyu/20120629.html
↑日本年金機構のQ&Aページ
上の健康保険と年金については、転職する場合「1日でも会社に雇用されていない日がある場合保険の手続きと国民年金を納めなければならない」点に注意しなければなりません。保険、年金共に空白期間ができないよう手続きをしなければなりません。
・何かしようとするとかかるお金
-自己投資
当然ですが独立するにあたって新しいスキルを身に着けるのに自己投資費用が掛かります。ただしやる内容によって費用はまちまちです。
例として挙げると
・プログラミングスクール
・フランチャイズ講習
・資格試験
といったところでしょうか。
やりたいことに向けて自己投資が必要であれば、独立する前から目星をつけておいて準備しておきましょう。
-所得税
個人事業主として収入を得た場合、所得税がかかります。独立してせっかく収入を得たのに立ちはだかる最初の壁ですね。
税率は6段階で課税対象収入が多いほど多く徴収される累進課税制度になっています。
次の項目で詳しく書きますが、手間が増える分若干納める額を抑えることができるようです。
・手間を惜しまなければ浮く、入ってくるお金
-開業届と青色申告
上記の所得税の額の決定は確定申告によって行われます。確定申告の際に青色申告という形式で申請行うことで「最大65万円」まで所得税の課税対象から除くことができます。
(65万円税金が安くなるわけではなく、65万までの利益は所得税の課税対象にならず65万円を超えた分が課税対象になる、という内容のようです。)
青色申告の節税効果(白色申告者との比較) -青色申告会のポータルサイト -一般社団法人 全国青色申告会総連合- (zenaoirobr.jp)
青色申告を行うためには「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
青色申告承認申請書は提出期限があり、事業開始がその年の1月15日までかそれ以降かで若干長さが変わるようです。
事業開始後白色申告を行った場合も、次年度以降に更新手続きを行うことでその年から青色申告を行うことができるようです。
-失業保険
転職であれば通常の失業手当+条件を満たせば再就職手当、個人事業主の場合でも条件を満たせば再就職手当がもらえるようです。
再就職手当については失業手当の期間を長く残した状態で次のお仕事が決まるor始めるともらえるようです。
ただし不正受給とみなされた場合は3倍の額を徴収されるようです。転職の意思がないのに失業手当を受給する、といったことをしなければ通常該当しませんのでそれほど気にすることではないと思います。
[追記]
書いている途中で退職周りについてすごくよくまとまっているサイトを見つけました。
とてもしっかりまとめられていますので、私の記事でこんな感じか~とみていただいた後、具体的な手続きについて知りたい場合は上記サイトが役に立つと思います。
【準備】独立に向けて具体的に稼げそうな方法をまとめてみる。
独立の当面の目標である「現職の手取り30万円を稼ぐ」ための方法について考えてみます。
大別して「今できること」、「できること+αのノウハウできそうなこと」、「1から新規にスキルを身に着けてできること」の3つに分けて考えてみます。
・今できること
-フリーランス
プログラマとしてすぐに大きく稼げる可能性があるのはフリーランスプログラマでしょう。半面、不安定というイメージもあります。
またコロナ禍により、在宅作業が一般化し広まりフリーランスへ移行した方やプログラム副業を始めた方が多いイメージもあります。
そのため「競合人口が増えている」「簡単な案件は新規参入者が進んでとるため競争率が高そう」といった状況になっていることが考えられます。
これについては「競合者が少ないが需要がある言語を身に着ける」ことで回避可能と考えられます。
こちらの記事に依れば依然としてJavaやPHPが人気のようですが、Web系アプリ系はGo言語、AI分野ではPythonが重宝されそうとの見方でこれからの時代これら2言語は需要が増えそうですね。
まずはフリーランスとしての働き方を身に着けるため、現状扱うことのできる言語(私の場合はJava,C,C#,html+javascript)で案件を獲得し報酬アップを目指して募集単価の高い言語を身に着ける、といった方法がとれそうです。
この方針であれば「新しいことを身に着けながら働ける」という楽しみながら収入を得ることにつながるため今感じている繰り返し労働への飽きも解消できそうです。
-アプリ開発
現在Android/iOS/Windows/MacOSのアプリ開発経験があります。そのため「開発受託で稼ぐ」「アプリを個人開発し、販売や課金、広告で稼ぐ」といった方法をとることができます。受託の場合はフリーランスに含めて考えられますので個人開発の場合を考えます。
実際一つ前の会社で行っていた業務なのでそれなりに復習する必要がありますが、アプリを作ってリリースするまでの流れを把握しており、また開発環境の準備も用意であるため思い立った日から取り掛かれることがメリットです。
余談ですが一つ前の会社で作っていた際はiOS/MacOSのアプリ作成のためにMacが必須のようでしたが今は状況が変わりXamarin.iOSを通してリリース版を作成することができるようですね。
難点は2つあり「当たるようなものを思いつけるか」と「デザインする能力がないこと」です。
アプリ開発はすでにレッドオーシャンと言われており、大手企業が大量の資金を投入しても数か月で畳んでしまうような世界です。当たれば儲かりますが当たらなければ全くのようです。すでに数多のアプリが公開されている中、自分の作ったものが多くの人に手に取ってもらえるかは大きく運が絡んでいると思います。
また自力では画面デザインを作る能力がないため、デザイナーさんの協力が必要になります。今のところコネクションもないため開拓するか自力でまともに見えるデザインができるようになる必要があります。
このことから「すぐに個人アプリ開発でやっていくには先が見通せない」と言えますが、逆に言えばアイデアさえ出れば可能性のある線ではあるため「他の仕事と両立する可能性がある」とも言えます。
リリース後は作り切りではなくサポートやアップデートが必要になるため、軌道に乗ればこちら一本に絞る、といった選択も必要になるでしょう。
できること+αのノウハウできそうなこと
-アフィリエイトブロガー
ブログを書き始めるにあたって一番最初に調べたことでもあります。
ブログ内に広告を設置し、リンク先の閲覧や購入といった成果に応じて報酬をもらうお仕事。
魅力的なブログにするため日々情報収集を行い、検索に引っかかるようなSEO対策、リピーター獲得といった課題に取り組むことができ、安定したとしてもずっとそのままでは閲覧者は減っていくと考えられるため日々更新し続ける必要があります。
この記事を書くのに4時間以上かかっていますのでスマートに記事を書けるようになるまで大変でしょうが、今もとても楽しいので実際に始めてみて楽しそうなお仕事だなと思います。もし好きなジャンルの情報発信をきっかけに近しい趣味を持った仲間ができて盛り上がれたらそれだけでもとても楽しそうですよね。
簡単なWebページを作る能力はありますが、見やすいデザイン、閲覧者獲得から報酬を延ばすノウハウといったものがありませんのでそれらを学びながら成長できると考えられます。
1から新規にスキルを身に着けてできること
-ファイナンシャルプランナー
資産計画から人生設計を行うアドバイザーとしてのお仕事。
経済面は全く知識がないためファイナンシャルプランナーの資格勉強自体が独立後の自分の助けになると思い候補として選択しています。
生きていくうえで欠かせないお金にまつわることに対して一通り知識を得られ、またさまざまな顧客のケースに触れることで自分の価値観を高めることができると考えられます。
ただし資格習得に学習が必要であることと、習得後もいきなり個人事務所を設けても顧客獲得が困難であると考えられることから「資格習得後一度企業で働かせてもらう」必要があると思います。(資格持っていたとしても実務経験ないアドバイザーに相談したい人がいないと考えられるため。)
また軽く募集を検索してみたのですが「金融系のお仕事での実務経験〇年」といった条件も多いので資格習得後もなかなか茨の道になりそうです。
[番外編]必ずしも得意なことがビジネスにつながるとは限らない
みなさんは株式会社クリスタルロードをご存じでしょうか?現在15歳の加藤路瑛社長が経営されている会社です。
私はTwitter上でマスクが苦手な人のためのせんすマスクを見て知りました。その際は「おしゃれアイテムで一攫千金かぁ~」くらいにしか思っていませんでしたが調べてみるともう少し面白いお話でした。
というのもこの加藤社長ご自身が感覚過敏で困っているため「困っていることを解決するために動こう」とした結果生まれた商品の一つなのです。
苦手、困っているという風にマイルドに表現されていますが、生まれつきの体質であるためそれと向き合うというのは相当な困難が伴うと思います。
自分が困っていることが多くの人々が共通して困っているものであり、それを克服するようなものを発明できれば人助けにもなりビジネスにもなる、というのはとても良い事例だと思うので私もこのような目線を持って考えていきたいと思います。
終わりに
私の場合はプログラム関連の知識があるためそこをベースに考えることができました。
また現職の知識とかけ離れていますが、どのような業界であったとしても独立にあたりファイナンシャルプランナーの知識は役立つと思います。
まずは今できることでお金を稼げるか、無理なら+αで何ができそうか、それでもだめなら何をやりたいか、といった順序で整理することで魅力的な候補を見つけることができると思います。
【挑戦】まずはブログ開設
初めまして、はるひこと申します。
30歳を節目に独立しようと思い立ち、行動を開始しました。
これから行う独立に向けての挑戦と結果を発信し、後から続く方の参考になればと思います。
ゴールの「独立」とは?
大学卒業後会社員になり、一度転職を挟んで8年間サラリーマンとしての働き方を経験しました。
会社勤めでは「給料が保証されている」「失敗しても損失は会社が負う」「会社の実績による知名度」といったメリットがある反面「面白くないと思っても降ってくる仕事をこなさなければならない」「社内派閥など人間関係に悩まされる」といった側面も経験しました。
自分にとっては面白くない業務をこなさなければならないことがたまらなく嫌で「このまま同じことを繰り返して後30余年過ごすのか」と思うとお先真っ暗だという感情がぬぐえませんでした。
「楽しいと思えること」で「不自由なく暮らしていくこと」ができればこのような思いをせずに済む、そのために会社からの独立だと考えました。
特定の機関に依存せず、楽しいと思える範囲で仕事を発生させて利益を生み出す
ことを目標に活動していこうと思っています。
なぜブログを始めたか
主な目的は2つあり、「いままでやろうとしなかったことに取り組むこと」「人の目に触れるように記録を残すこと」の両点を満たせることからブログでまとめることにしました。
いままでやろうとしなかったこと
ブログについては「アフィリエイトブログがハマれば儲かるらしいね」や「有名人などの知名度があってみてもらえる」「一般人で見てもらえるのは運がいいひと」といった考えを持っており、やっても見てもらえないのであれば儲けにもつながらずやるメリットがないかなと思っていました。
そもそもやってもいないので「どうしたら見てもらえるか?」を知らず、知らないために敬遠していた状態ですね。
まずは始めて見て「検索にヒットしやすくするには?」「継続して見てもらうには?」といった課題を解消しつつ新しいノウハウを得るためにどんな行動をとればよいか学んでいけるとよいなと考え選択しました。
人の目に触れるように記録を残すこと
人の目線があるとちょっと気が引き締まりませんか?先生のいない自習時間は遊ぶ子もいるけれども、同じ自習時間でも先生がいるとみんな課題に取り組んでいませんでしたか?
端的に言うとこの効果を期待しています。見てくれる人がいれば簡単に投げ出さないだろうという考えですね。
また自分の記録を通して「独立するにはどんな方法があるのだろう」「これくらいなら自分もやってみよう」「失敗するとこんなリスクがあるのか」といった情報を見てもらえると思い、後から続く方への助けになる効果も期待しています。
とても都合よく事態が転べば「活動内容に興味を持った人から声がかかるかも」「失敗した~と記録しても誰かがアドバイスくれるかも」といった可能性もゼロではありませんよね。
このような点から多くの方が見れる記録として残すのは価値のある行動だと思い選択しました。
具体的に何をしていくか
まずは今身に着けているスキルでどのような方法で利益を出せるか判断し必要に応じて新しいことを学んでいく、といったことをこなしていこうと思います。
現在はAndroid/iOS/Windows/Macのアプリ開発、マイコン制御、モーター駆動やフィードバック制御といったスキルを持っています。
例えば画期的なツールやゲームのアイデアを生み出しアプリケーションとして完成させることができればそれだけで食べていくことができるでしょう。
電子工作で価値ある家電を作れれば巨万の富を得られる可能性もありますよね。
ただし前者はそもそもアイデアが生まれなければ取り掛かることすら叶わず、後者はアイデアだけでなく製造物を売るために必要な認可や販売ルートといった知識やつながりが必要となります。
「自分ができることで楽しいと思うこと」から「利益を上げるためにどのように具体的に落とし込むか」を考え「そのために何を身につけなければならないか」というステップを踏むことで一歩一歩独立に向けて進んでいこうと思います。